神戸市看護大学図書館 論文完成への道 ver1.0 2000/06/15
created by asakawa@ma.neweb.ne.jp from some years of experience


1.問題意識を固める
 日ごろの読書、授業、会話、その他……→面白そう、興味がある、調べてみたい
 ★だいたいこんな事がやりたい

2.先行研究を網羅する(最初から資料に手を出すな!)
 書籍、論文、インターネット情報 →現在の研究の到達点と限界点を把握する
 ★具体的に、今まで行われていない、行われているけれども問題があるテーマを決定
 ★ここで可能ならば、大体の仮説を立てる

3.テーマについて文献・資料を収集・購読する(とくかく集める、読む)
 先行研究、データベース等の情報から、テーマに関わる一次・二次資料を収集・購読
 ★あらゆる手段を駆使して、集めるだけ集める。ただし、そのうち役立つのは半分以下
 ★最初の仮説や方向性が変わることも十分にある。(だからこそ面白い)

4.実際に書く
 これまで集めた資料をもとにして、とにかくかけるだけ書いていく
 ★ワープロ・パソコンを使って、無茶苦茶でもとにかく文章にしていく
 ★できることろから、どこでも始める。足りない資料があれば、適宜集める。

5.何度も書き直す
 書きっぱなしにせずに、適宜読み直して、追加、削除、書き換えをしていく
 ★書いたものには愛着があるが、関係のない点は削除する勇気も必要。

6.人に聞いてもらう・読んでもらう
 指導教官、友人、報告、その他
 ★他人に話せるということは自分の中である程度まとまっている証拠
 ★自分で気づかなかった点が見つかるかも

7.八割できれば上等(十割やる必要はない)
 ひとつのことを十割しようと思えば、八割の事が三つはできる。
 ★批判は甘んじて受ける。(批判されるために書くようなもの)

8.きれいに印刷してとっておく
 見栄えも重要(ワープロ<インクジェット<レーザープリンター)
 全力を尽くしたのであれば、とりあえず、祝杯。
 ★あとで読み返せば、恥ずかしい限りだが、いい記念になる。